技術サービス 車両

鉄道本部 車両部 新宿線車両所
玉川上水車両基地 月検査班 車両技術係

お客さまの気付かないところで、日々の安全・安心を支え続ける。
その責任を自覚することで、仕事への“誇り”が生まれる。

所属部署の役割・使命

鉄道本部 車両部

車両部は、多くのお客さまを乗せて走る車両の保守・メンテナンスを通じて、日々の安全・安心を支えています。故障を未然に防ぐため、日常的な定期検査から、数年に一度のオーバーホールまでを担うとともに、新規に製造する車両に関する計画や設計にも携わります。

01入社動機は?

ずっとモノづくりに携わっていたいから、
専門職での入社を希望。

子どものころから機械いじりが好きで、自然とエンジニアを志すようになり、大学では機械工学を専攻。就職活動にあたっては、モノづくり、それも多くの人々の暮らしを支えるような仕事に就きたいとの思いから、鉄道業界や自動車業界を志望しました。私は「ずっと現場で実際のモノづくりにかかわっていたい」と思っていました。そんな希望が叶えられる会社を探していたところ、西武鉄道が専門職採用を実施していることを知り、入社を希望しました。

02現在の仕事内容は?

一つひとつの検査の積み重ねが、
お客さまの日々の笑顔を支える。

現在は玉川上水車両基地において、3か月に一度の検査を担う「月検査班」に所属しており、「自分が多くのお客さまの安全・安心を支えている」という責任感と緊張感をもって日々の検査に取り組んでいます。一口に検査といっても、車両の型式によって搭載している装置などが異なるため、内容や手法はそれぞれ異なります。そのため、装置ごとのチェック項目や注意すべきポイントなどはメモに残し、常に携帯しています。また、普段はおこなわない修繕がある場合には積極的に参加するなど、より多くの経験を積むことで、どんな検査にも適切に対応できるだけの知識とノウハウを身に付けるように努めています。

03仕事の難しさややりがいは?

「当たり前」を守り続ける厳しさが、
仕事への誇りにつながる。

鉄道会社にとっては事故や故障がないのが「当たり前」であり、私たちの日々の業務が脚光を浴びることはありません。しかし、その「当たり前」を、お客さまの見えない所で支えているのが私たちであり、むしろ脚光を浴びないことが、自らの責務を全うできた証にほかなりません。最近では指導員として後輩を育てる役割も担っていますが、知識や技術を伝える前に、まず、こうした仕事に対する「心構え」を共有していくよう心掛けています。私自身がそうだったように、お客さまから感謝されることはなくとも、「当たり前」の毎日を守り続ける尊さを自覚することが、仕事へのやりがいや「誇り」につながるはずですから。

キャリアステップ

1年目定期検査を担う車両基地に配属され、
仕事の基礎を学ぶ。
池袋線車両所の小手指車両基地において、3か月に一度の検査を担う「月検査班」に配属。先輩の指導のもとで車両の点検・整備をしながら、電車の仕組みや装置の役割などを学びました。ただ教わるのを待つのでなく、自分から積極的に行動する意識が大切だと気付かされた時期でした。
2年目修繕業務を担う「機動班」に異動し、
個々の装置への知識を深める。
月検査班での1年半の経験を経て、車輪の交換や故障した装置の取替など、大規模な修繕業務を担う「機動班」に異動しました。月検査では取り外さない装置に触れる作業が多かったため、その取り付け方法や扱い方が理解でき、より深い知識を習得することができました。
3年目技術員として幅広い業務を担ったことで、
エンジニアとしての視野が広がる。
車両基地における技術員として、資材の管理から発注・受入、車両故障時の対応、仕入先メーカーの係員による作業の立会など、現場で作業をするのではなく、車両基地全体を見ることができる幅広い業務を担いました。資材調達にかかわったことで、車両を構成する多種多様な部品について仕入先メーカーとのやり取りを通じて、専門的な知見を深めることができました。また、これまでとは違う視点で検査業務を見ることで、あらためて責任の大きさを自覚しました。
5年目検査班に復帰。
培ったスキルを発揮しながら、後輩の育成も担う。
新宿線車両所の玉川上水車両基地に異動となり、再び「月検査班」へ。新人時代とは異なり、自ら検査・点検を担うだけでなく、周囲の進捗状況の確認や、新入社員の指導なども担当しています。おかげで、仕事に対する視野が広がるとともに、人間的にも成長できたと感じています。

1 DAY SCHEDULE

5:30
健康のため、毎日早起きして必ず朝食を摂ります。特にヨーグルトは欠かせません!
8:45
出勤。全体点呼で注意事項を共有し安全作業について宣言したあと、業務開始。車両の電源を切ったうえで、床下機器やモーター、台車の検査・整備を行います。自分はもちろん、班全体の安全に気を配りながら作業しています。
12:30
班員とともに昼食。貴重なコミュニケーションの場ですが、検査時に集中力を発揮するためにはオン/オフの切り替えが大切なので、仕事の話はほどほどに。
13:30
午後の作業開始。午前の続きを行います。
所定の点検が完了すると、車両の電源を入れて各機能の確認試験。万一、故障が発生した際に、運転台で確実に検知できるかを確認するための「模擬故障試験」を実施。装置ごとに検査法が異なる試験のため、熟練度が問われます。また、安全のため通電の合図は確実に行うよう気を配ります。お客さまに気持ち良く乗車いただけるよう、車内の汚れにも注意します。
18:00
仕事を終えると早々に退社。帰宅後はテレビ鑑賞や最近買った車でドライブに行くなど、自分の時間を楽しんでいます。