WORK STYLE
総合職の仕事
鉄道技術
車両
数十年に一度の大プロジェクト、
次期特急車両の新造に挑む。
車両エンジニアとしての充実感が、
そこにある。


所属部署の役割・使命
鉄道本部 車両部
車両部は、多くのお客さまを乗せて走る車両の保守・メンテナンスを通じて、日々の安全・安心を支えています。車両課では、主に車両の新造計画を担っており、より安全・快適で魅力のある車両づくりに取り組んでいます。
01入社動機は?
構想段階から「ものづくり」にかかわることができ、「挑戦」する風土をもつ西武鉄道を選択。
自己満足ではない、本当に多くの人の役に立つ「ものづくり」――就職活動にあたってそんなテーマを掲げていた私は、日々の生活に欠かせない「交通」分野のエンジニアを目指して、自動車業界と鉄道業界を候補にしていました。しかし、両者には大きな違いがあり、自動車メーカーは自ら開発・製造を手がけるのに対して、鉄道会社はそれらを外部に発注するのが一般的。どちらをやりたいかと考えた時、手を動かすよりも、全体を見ながら構想を練ることに興味があったので鉄道会社を志望しました。なかでも西武鉄道を選んだのは、幼少の頃から沿線に暮らしていて親しみがあったことに加え、説明会や面接などを通じて「挑戦」する風土を感じたからです。

02現在の仕事内容は?
次代のフラッグシップとなる特急車両開発プロジェクトのリーダーとして。
当社は、新型通勤車両「40000系」や「レストラン電車」など、新たなアイデアを盛り込んだ車両の開発を進めてきました。これらに続くのが、2019年3月デビューの、特急車両「Laview」です。特急車両は西武鉄道のフラッグシップとなる車両で、新造するのは数十年に一度のこと。計画は2014年からスタートし、私は計画チームのリーダーに任命されました「車両部に戻ってきて間もない私に、果たしてこれだけの重責を担えるだろうか」と当初は不安もありましたが、これこそ入社前に感じた「挑戦」の風土。貴重なチャンスを与えられた喜びを胸に、みんなに喜んでもらえる車両開発に全力で取り組みました。

03仕事の難しさややりがいは?
お客さまから愛され、社員の誇りとなる車両づくりに携わる喜び。
車両の基本仕様の検討は、難しくもやりがいがありました。関係各部署から要望やアイデアを募りつつ、検討を進めていましたが、関係者の要望には相反するものもあり、全てを満たすのは至難の業。長く使用されるものだからこそ、開発時点での要望だけでなく、中長期的な視点で仕様を検討する必要がありました。こうした難題に挑むうえで大切にしていたのは、ぶれない「軸」、すなわちコンセプトを明確にすることです。私たちが目指したのは「お客さまに喜んでいただくのはもちろん、社員にとっても誇りとなるような特急車両」。その想いを関係者全員で共有していたからこそ、満足のいく車両ができたと考えています。

- ※内容は、取材当時のものです。