WORK STYLE
総合職の仕事

鉄道事業計画

10年後、20年後の
西武線沿線の姿をリアルに描き、
自らが、そして会社全体が
進むべき道を指し示す。

総合職 鉄道計画

所属部署の役割・使命
鉄道本部 計画管理部

計画管理部は、鉄道事業の「指令塔」となる部署。その組織は、鉄道事業の基本計画・事業計画・設備投資計画の立案や予算管理をおこなう「鉄道計画課」、営業計画の立案や庶務事項を担う「管理課」、ダイヤを作成する「運行計画課」、そして運輸収入の計算や審査をする「審査課」に分かれています。

01現在の仕事内容は?

西武鉄道が成長を続けていくために、最適な針路を照らす。

私が所属する鉄道計画課は、10年先、20年先といった中長期的な視点から、鉄道事業の進むべき道を考える、いわば「舵取り役」のような存在です。社内各部署との協議、さらには行政機関との連携・折衝などをもとに、西武線沿線の「未来図」を描きながら、将来にわたって成長を続けるために必要な施策を検討しています。その際、私が何より大切にしていることは、沿線に住む方々や、鉄道を利用いただくお客さま目線で魅力を高め、「ここに住みたい」「この列車に乗りたい」と心から思っていただくこと。そうした思いをもとに、既存の枠組みにとらわれることなく、常に新しい発想を心掛けながら魅力的な鉄道サービスづくりに取り組むよう努めています。

02仕事の難しさややりがいは?

変化する社会を見据えながら、沿線の魅力を高め続ける。

中長期的な計画を立てるには、社会情勢や経済動向など、鉄道事業を取り巻く環境が、今後どのように変化していくかを的確に見極めることが求められます。難しい仕事ですが、幅広い情報を多角的に分析し、いかに確度の高い将来像を描くか、いかに説得力をもって周囲に説明するかが腕の見せ所です。少子高齢化という国内の現状を考えれば、鉄道各社間の競争はより激しくなっていくと考えられます。こうしたなかで、当社線沿線は、魅力を高め、競争力を高めていく余地がまだあると思っています。これらを効果的に計画し、アピールしていくことで、当社線の利用者を増やしていくといった発想をもって前向きに仕事に取り組んでいます。

03今後の目標は?

計画立案に不可欠な「情報」を、より的確に把握・活用できるように。

「計画」という仕事を担う者にとって「情報」は必要不可欠です。ましてや事業全体、計画を考える立場では、事業に直接かかわりがないことも含め、より幅広い情報を得る必要があります。そのため、沿線各駅を見つめるミクロな視点と、政治や経済の動向を把握するマクロな視点を併せもち、常に広くアンテナを張るよう努めています。また同時に、集めた膨大な情報をどう活用するかも問われます。情報に振り回されないよう取捨選択する一方で、情報に応じて計画を変更する柔軟さや決断力も大切です。多種多様な「情報」をしっかりと見極め、社内外への説明力を磨いていきたいと思っています。

  • ※内容は、取材当時のものです。